「鬼殺の流はどこで読める？」
「あらすじや登場人物について詳しく知りたい！」
「見どころや評判は？」
と気になっている方も多いでしょう。
この記事では、そんな方のために、鬼殺の流を徹底解説！
どこで読めるのか、物語のあらすじ、登場人物の魅力やファンが注目する見どころポイント、レビュー、さらには、作品を生み出した吾峠 呼世晴（ごとうげ こよはる）氏についてもご紹介し、作品の魅力を深掘りしていきます。
- 鬼殺の流はebookjapanで読める
- あらすじや主要な登場人物に関する詳細
- 作品の見どころや他の読者の感想レビュー
鬼殺の流はどこで読める？ebookjapanで読めます。
吾峠 呼世晴氏の幻のネーム作品として知られる『鬼殺の流』。
この貴重な作品は、どこで読むことができるのでしょうか？
結論として、『鬼殺の流』は、公式ファンブック『鬼殺隊見聞録』に収録されています。
『鬼殺隊見聞録』は、紙媒体の書籍として書店などで販売されているほか、電子書籍としても配信されています。
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作品のあらすじ・ネタバレ・概要
『鬼殺の流』は、社会現象を巻き起こした吾峠 呼世晴氏の代表作『鬼滅の刃』の、言わば前身となる幻のネーム作品です。
この貴重な作品は、公式ファンブック『鬼殺隊見聞録』にネーム形式で第1話から第3話までが完全収録されており、多くの『鬼滅の刃』ファンにとって、その原点を知る上で非常に価値のある内容となっています。
ここでは、『鬼殺の流』がどのような作品であるのか、作品の概要、そして収録されている第1話から第3話のあらすじ・ネタバレをご紹介します。
概要
本作の時代設定は、『鬼滅の刃』の大正時代よりも少し前の明治時代です。
古いものが消えつつある時代にも関わらず、夜には「鬼」が現れるという迷信が囁かれていました。
この鬼を討伐する非公認の組織「鬼殺隊」が存在するという基本的な世界観は、『鬼滅の刃』と共通しています。
公式ファンブック『鬼殺隊見聞録』に収録されているのは、連載化を目指して編集部に提出されたネーム（漫画の下書き段階の作品）の形で、第1話から第3話までを読むことができます。
このネームがもととなり、主人公の設定や時代背景などが変更され、『鬼滅の刃』として週刊少年ジャンプでの連載が開始されました。
あらすじ・ネタバレ
第1話
明治の町で、警官が義足の少年を目撃するところから物語は始まります。
同時期に町では惨殺事件が多発しており、事件現場はまるで食い散らかされたかのようでした。
屋敷では鬼が6人兄弟を食らおうと「鬼ごっこ」を提案し弄んでいます。
そこに義足の少年が現れ、圧倒的な力で鬼の腕を斬り落とし、そして首を刎ねて鬼を滅殺します。
この少年こそが鬼殺隊士・流（ながれ）でした。
人語を操る鴉との会話から、流は盲目であり、右腕がなく、両足は義足であることが明かされます。
物語は流の過去の回想へ。彼は口減らしのために山寺に捨てられた孤児でしたが、鬼殺隊の育手・伴田左近次に拾われ、厳しい修行に耐え抜きました。
日輪刀を受け取り、鬼殺隊士となるための最終選別へ参加。
藤襲山で行われた選別の6日目、流は稀血（まれち）を持つ負傷した隊士候補と出会います。
稀血を持つ者は鬼にとって非常に好まれ、鬼を狂暴化させる要因となるため、他の候補者は助けようとしません。
しかし流は稀血の隊士を庇い、群がる多数の鬼と一人で戦い、右腕と視力を失い、両足に重傷を負います。
それでも稀血の隊士を背負って山を下り、伴田のもとへ帰還。
周囲が流の再起を疑う中、流は伴田への恩義と「この國（くに）にいる誰よりも強くなる、鬼殺隊の柱になる」という強い決意を叫び、鬼殺隊士としての道を歩み始めます。
第2話
山に入る人々へ、鬼が出るという忠告がなされます。
一方、山中を母親の死に目に会うために急ぐ兄弟が、髪を自在に操る女鬼に襲われます。
女鬼は髪を管状にして血を吸い上げる能力を持ち、兄の足を掴み、弟を吊るし上げます。
そこに流が駆け付け、特殊な呼吸法を用いることで身体能力を著しく向上させ、女鬼の髪を瞬時に斬り落とし、その首を刎ねて倒します。
流は怪我をした兄弟に薬を塗り、母親のもとへ急ぐ兄弟をおんぶして共に山を下りてやります。
その際に流は「伴田流」と名乗ります。
第3話
町では16歳になる少女が毎晩一人ずつ姿を消すという連続事件が発生していました。
その裏には、沼のような空間を作り出して獲物を引きずり込む能力を持つ鬼の存在がありました。
鬼殺隊を無償で援助する藤の花の家紋を掲げる家を訪れた流は、事件の詳細（標的は全て16歳になったばかりの少女であること、残りの標的の数など）を聞き、少女たちを護衛するため行動を開始します。
鬼の気配を感じ取った流は、体の不自由な娘が住んでいる可能性のある北のはずれの方向へと急ぎます。
そこには暗い沼の中に潜む鬼の姿がありました。ネームはここで終了しています。
このように、『鬼殺の流』は『鬼滅の刃』の骨子となる設定やキャラクターの原型が既に描かれており、その後の大ヒット作がどのように生まれたのかを知る上で非常に興味深い作品となっています。
前述の通り、この貴重なネームは公式ファンブック『鬼殺隊見聞録』にて読むことができます。
主な登場人物
吾峠 呼世晴氏の公式ファンブック『鬼殺隊見聞録』に収録されている幻のネーム作品『鬼殺の流』。
後の大ヒット作『鬼滅の刃』の原型となったこの作品には、物語を彩る主な登場人物が登場します。
ここでは、『鬼殺の流』に登場する中心的なキャラクターたちをご紹介します。
主人公：流（ながれ）
本作の主人公は、流（ながれ）という名の少年です。
後の『鬼滅の刃』主人公・竈門炭治郎とは対照的に、寡黙で口数が少ないのが特徴です。
彼は鬼殺隊の最終選別で壮絶な戦いを経験し、右腕と両足、さらに視力まで失うという重傷を負いますが、驚異的な気配察知能力と特殊な呼吸法を駆使して、誰よりも速く動く鬼殺隊員として鬼と戦います。
捨てられた孤児という壮絶な過去を持ちながらも、育ててくれた伴田左近次への恩義を胸に、鬼殺隊士として強くなることを誓います。
その生き様は、炭治郎の明るく前向きな性格とは異なる、シビアでダークな魅力を持っています。
育手：伴田左近次（ばんださこんじ）
流を鬼殺隊士へと育て上げたのが、育手の伴田左近次（ばんださこんじ）です。
『鬼滅の刃』の鱗滝左近次を彷彿とさせるキャラクターで、孤児となった流を引き取り、過酷な修行を施しました。
多くの弟子を鬼に喰われながらも、流の強さを信じ、重傷を負った彼を励まし続けます。
その他の登場人物
前述の二人以外にも、『鬼殺の流』には物語に関わるいくつかのキャラクターが登場します。
稀血を持つことで鬼を惹きつける隊士候補や、選別で流と出会う冷徹な様子の女の隊士候補、そして鬼殺隊士に任務を伝える人語を操る鴉などが描かれています。
これらの主な登場人物を知ることで、『鬼殺の流』の世界観や物語への理解がより深まるでしょう。
作品の見どころ
『鬼殺の流』は単なる未発表作品ではなく、『鬼滅の刃』という世界的ヒット作が生まれる過程を知る上で、非常に価値のある作品の見どころが詰まった一冊です。
公式ファンブック『鬼殺隊見聞録』に収録されたネームを読むことで、どのような点に注目すればより楽しめるのかをご紹介します。
『鬼滅の刃』の原点
最大の作品の見どころは、やはり『鬼滅の刃』の原点を知ることができるという点です。
前述の通り、時代設定や主人公の性格には違いがあるものの、鬼殺隊という組織、鬼の存在、日輪刀、呼吸法、育手、最終選別、稀血、藤の花の家紋の家、そして喋る鴉など、『鬼滅の刃』の根幹をなす多くの設定や要素が、この時点で既に高い完成度で描かれています。
ネームながらも、その後の物語に繋がる設定の片鱗を随所に感じ取ることができます。
主人公「流」と「炭治郎」の対比
次に挙げられる見どころは、主人公「流」と「炭治郎」の対比です。
あらすじでも触れたように、身体的なハンデを負いながらも強く生きる寡黙な流というキャラクターは、少年漫画の主人公としては非常に挑戦的な設定でした。
これが、読者に感情移入しやすい明るく前向きな炭治郎へとどのように変化していったのか、編集部とのやり取りの中で吾峠氏がどのような発想を得ていったのか、その制作秘話を知ることで、両作品をより深く理解することができます。
なぜ主人公が変更されたのか、という背景を知ってから流のネームを読むと、また違った視点で見ることができるでしょう。
ネーム形式で読む
また、ネーム形式で読むという体験自体も作品の見どころの一つです。
完成原稿とは異なり、作者の描線や吹き出しの配置、コマ割りなど、生々しい創作の過程を感じ取ることができます。
荒削りながらも熱量のあるネームからは、作品が持つポテンシャルや、作者のアイデアの源泉を垣間見ることができるでしょう。
『鬼殺の流』を読むことは、『鬼滅の刃』ファンにとって、愛する作品のルーツを探る旅のようなものです。
これらの作品の見どころに注目しながら、ぜひ『鬼殺隊見聞録』を手に取ってみてください。
感想・レビュー・口コミ・評価
吾峠 呼世晴氏の公式ファンブック『鬼殺隊見聞録』に収録されている『鬼殺の流』は、『鬼滅の刃』のルーツを知ることができる貴重な作品として注目されています。
実際にこのネーム作品を読んだファンは、どのような感想・レビュー・口コミ・評価を寄せているのでしょうか？
ここでは、寄せられた声からその反響をご紹介します。
『鬼殺隊見聞録』そのものが高評価
多くの読者はまず、公式ファンブック『鬼殺隊見聞録』そのものに対して高い評価をしています。
『鬼滅の刃』本編の詳細な設定資料やキャラクタープロフィール、吾峠氏描き下ろしのイラストなど、ファンにとってはたまらない情報が満載であり、「買ってよかった」「ファン必携」といった口コミが多く見られます。
特に、細かい設定や裏話を知ることができる点に喜びを感じているようです。
『鬼殺の流』は大きな見どころ
その中でも、『鬼殺の流』が収録されていることは、ファンブックの大きな見どころの一つとして捉えられています。
「幻の作品が読めて嬉しい」「ネームだけど十分面白い」といった感想が寄せられています。
読者は、『鬼殺の流』を読むことで、『鬼滅の刃』の壮大な世界観やキャラクターがどのように生まれたのかを知るきっかけになり、作品への理解がさらに深まったと感じているようです。
流のキャラクター設定についても
主人公である流のキャラクター設定についても言及するレビューが見られます。
身体的なハンデを負いながらも戦う流の姿や、彼のシビアな生い立ち、そして伴田左近次との関係性など、『鬼滅の刃』とは異なるダークな雰囲気に魅力を感じている読者もいるようです。
「流のその後が気になる」「完結まで読んでみたい」といった声もあり、ネームながらも作品としてのポテンシャルを感じさせる内容であったことが伺えます。
総じて、『鬼殺の流』は『鬼滅の刃』のファンにとって、作品の歴史を知る上で非常に価値のあるコンテンツとして、ポジティブな評価を受けていると言えるでしょう。
ファンブック自体と共に、『鬼殺の流』を読む体験も高く評価されています。
作者は吾峠呼世晴氏
『鬼殺の流』の作者は、言わずと知れた『鬼滅の刃』の生みの親である吾峠 呼世晴（ごとうげ こよはる）氏です。
福岡県出身の日本の漫画家であり、その代表作『鬼滅の刃』は社会現象を巻き起こすほどのメガヒットとなりました。
絵を描くのが苦手な幼少期
吾峠氏は、幼い頃は絵を描くのが苦手だったと語っており、高校時代に初めて漫画制作を試みたものの、描き方が分からなかったというエピソードがあります。
しかし、様々な作品から影響を受けながら研鑽を積み、漫画家としての道を歩み始めました。
鬼殺の流の経緯
『鬼殺の流』は、吾峠氏が『鬼滅の刃』の連載を獲得する前に描かれたネーム作品です。
もともと、吾峠氏は週刊少年ジャンプに掲載された読切作品で注目を集めていましたが、その後の連載会議ではなかなか壁を破ることができませんでした。
そこで、当時の担当編集者であった片山氏が「原点回帰」を提案。
吾峠氏の初期の受賞作品『過狩り狩り』にあった「大正時代」「吸血鬼」「刀」といった要素をベースに、連載向けのネームとして描かれたのが、この『鬼殺の流』でした。
鬼滅の刃の誕生へ
しかし、この『鬼殺の流』は、主人公の流の寡黙さや、世界観のシビアさが少年誌の連載としては難しいと判断され、残念ながら連載会議では落選してしまいます。
次の会議まで時間がない中で、片山氏が主人公の変更を提案。
もっと明るく、読者が感情移入しやすい「普通のキャラクター」を求め、吾峠氏が考案したのが、炭売りで鬼にされた妹を人間に戻すために戦う少年という設定でした。
これが後の竈門炭治郎の誕生に繋がります。
タイトルも当初は「鬼殺の刃」が検討されましたが、「殺」の字を避けて「鬼滅の刃」に決定しました。
このように、『鬼殺の流』は、吾峠 呼世晴氏が『鬼滅の刃』を生み出すまでの試行錯誤の中で生まれた、非常に重要な作品です。
この作品誕生の秘話を知ることは、吾峠氏の創作過程や、『鬼滅の刃』という作品が持つ背景への理解を深めることに繋がります。
鬼殺の流はどこで読める？のまとめ
