「珍入社員金太郎はどこで読める?」
「あらすじや登場人物について詳しく知りたい!」
「見どころや評判は?」
と気になっている方も多いでしょう。
この記事では、そんな方のために、珍入社員金太郎を徹底解説!
どこで読めるのか、物語のあらすじ、登場人物の魅力やファンが注目する見どころポイント、レビュー、さらには、作品を生み出した漫☆画太郎氏についてもご紹介し、作品の魅力を深掘りしていきます。
- 珍入社員金太郎は国立国会図書館で読める
- あらすじや主要な登場人物に関する詳細
- 作品の見どころや他の読者の感想レビュー
- 作者の他の作品
珍入社員金太郎はどこで読める?国立国会図書館で読めます。
結論からいうと、珍入社員金太郎は、国立国会図書館で読むことができます。
この国立国会図書館は、東京本館・関西館・国際子ども図書館の3館があり、珍入社員金太郎は、東京本館に所蔵されています。
東京本館の所在地は、東京都千代田区永田町1丁目10−1です。

この作品は週刊ヤングジャンプに掲載後、単行本化されませんでした。
そのため、掲載された雑誌を入手しなければ珍入社員金太郎を読めません。
この作品が掲載された週刊ヤングジャンプの2005年8〜11号を検索すると、メルカリなどで4冊セットで約1〜2万円と高額で出品されていました。
また、出品後に買い手がついてしまい、入手できない品物が多数あります。
20年前の雑誌を、お手頃価格な上に良好な状態で入手するのは困難な模様です。
その点、国立国会図書館では、無料で読むことができます。
▼国立国会図書館公式サイト
珍入社員金太郎はこちらから
国立国会図書館の利用方法
こちらの図書館には、書籍の検索サイトがあり、読みたい本を探せます。
週刊ヤングジャンプには通号があり、この作品が掲載されている2005年8〜11号の通号は1232〜1235です。
下記にご紹介する公式サイトをタップまたはクリックすれば、週刊ヤングジャンプが提示されているページに移ります。

画面をスクロールして読みたい本を選択(通号1232〜1235)すると、ログインのボタンが現れます。

こちらにログインして利用手続きを行ってください。
また、ログインするには、会員手続きが必要です。
会員手続きの詳細を動画でご覧ください。
▼国立国会図書館公式サイト
珍入社員金太郎はこちらから
作品のあらすじ・ネタバレ・概要
あらすじ・ネタバレ
主人公の多摩金太郎は、要介護のババアをおんぶして山から下り、都会のサラリーマンになります。
彼は、社長の世話で入社したことで、威張り散らして調子に乗っていました。
入社早々数々の「やらかし」で、常識では考えられない行動を続けます。
美人社員の胸を揉むセクハラだけにとどまらず、気に入らない先輩社員や上司を殴りました。
しかし、セクハラは会長のお墨付きでもあり、社員たちは誰も彼を止められません。
また、金太郎が背中で背負っているババアのいたずらに他の社員が怒り注意すると逆ギレする始末。
元ネタの金太郎のような形相で一喝する、という暴れっぷりです。
元ネタの金太郎は正義感あふれる男性ですが、この金太郎はルックスだけでなく行動も突き抜けていてナンセンスです!
金太郎が現代の会社に入社してなんでも腕っぷしで解決する感じの漫画・・・です。
というか、ほぼ丸々「サラリーマン金太郎」のパロディで金太郎がほんとに昔話の金太郎っていうカオス漫画です。
Yahoo!知恵袋より引用
概要
この作品『珍入社員金太郎』(ちんにゅうしゃいんきんたろう)は、漫☆画太郎による日本のギャグ漫画作品です。
集英社の『ヤングジャンプ』に2005年8号から11号まで連載されました。
また、この作品は本宮ひろ志氏の漫画作品『サラリーマン金太郎』のパロディ漫画です。
この作品の元ネタになった『サラリーマン金太郎』(サラリーマンきんたろう)は、1994年〜2016年の間に休載期間もありましたが週刊ヤングジャンプで連載されました。

主人公・矢島金太郎は、元暴走族総長で地元では漁師をしていた、という異色の経歴を持つ人物です。
彼が漁師を辞めて上京し、持ち前の度胸と行動力を武器にビジネスの世界で活躍するストーリーです。
アニメ化・テレビドラマ化・映画化された有名作品です。
サラリーマン金太郎はこちらから
珍入社員金太郎が打ち切りになった理由は?
【屋上へ行こうぜ・・・久しぶりに・・・キレちまったよ・・・】
— 佐伯イッテツ元ネタ解説bot🤝 (@BotSaikimeme) September 10, 2023
元ネタは漫画「サラリーマン金太郎」なのだが、ネットミームとして有名なのは金太郎のパロディ漫画「珍入社員金太郎」の方である。
ちなみに、珍入社員の方はやりすぎたのか、わずか4話で連載打ち切りになった。 pic.twitter.com/zntTd7o6lf
珍入社員金太郎が、予告なしに4話で打ち切りになった理由についても解説します。
この作品は、本宮ひろ志氏の漫画作品『サラリーマン金太郎』のパロディ漫画として世に出ました。
しかし、主人公は元ネタのようなシャツにスラックス姿のビジネスパーソンではありません。
いい歳をした大人の主人公が、昔話の金太郎のように全裸です。
他の登場人物たちの姿も、あまりにも過激でシュールでした。
また、内容は元の『サラリーマン金太郎』のような筋の通った主人公の活躍とは違った内容です。
パロディ漫画だから、ひたすらナンセンスな言動が繰り返されていました。
このようなカオス漫画のため、読む人を混乱させてしまったようです。
奇天烈な展開に目をそらす読者・ヤングジャンプにクレームを言う読者が続出したのではないかと思われます。
概要でもお知らせしましたが、集英社の『ヤングジャンプ』に2005年8号から11号までしか掲載されませんでした。
次回予告もされていたにも関わらず、早々に第4話だけで打ち切りになったようです。
その後、編集部から正式に連載終了が発表されました。
読者からも、打ち切りの理由について疑問があがっていました。
『珍入社員金太郎』は、「打ち切り」で終了したのですか?
全4話というのは不自然でした。本宮先生が切れたとの説もあるようですが、連載開始前に、本宮先生から許可を得ていなかったのかなと不思議に思いました。
Yahoo!知恵袋より引用
打ち切りになった理由には諸説あるようです。
原作者の本宮ひろ志氏がタイトルを使うのには了承したのに、漫画の内容を見てNGを出した、という説が1番有力視されています。
先ほども少し触れたように、ヤングジャンプの読者からクレームが殺到した、という説も現実味があります。
打ち切りの明確な理由は今となっては分からずじまいです。
しかし、たった4話だけで打ち切られた幻の作品として、今でも語り継がれていることに間違いはありません。
主な登場人物
多摩金太郎
『サラリーマン金太郎』の矢島金太郎をパロディーにした主人公です。
アシガラ山から下りて要介護のババアをおんぶして、ポマト建設株式会社に就職します。
そのような経緯で、都会のサラリーマンになります。
常に全裸で行動し、困ったことがあれば全て力任せに解決します。
ババア
金太郎の大切にしている要介護の老女です。
彼女の身体は、常に金太郎が背負っています。
要介護だから弱々しいのかと思えば、結構重たいマサカリを手に持っています。
また、金太郎の所属する会社の社員にいたずらを注意される場面もあり、要注意人物のようです。
ババアというキャラクターについて

ババアは、作者・漫☆画太郎氏のお馴染みキャラで、他の作品にも度々登場しています。
画像のように、立体になるほどの愛されキャラです。
モデルは作者の祖母で、元気だった時期は、暴走癖のある楽しい人柄だったようです。
弱ってからも強がって杖をついて歩いては転倒するなど、漫☆画太郎氏も苦労を重ねたと語っています。
自宅介護で弱ってしまった祖母を「せめて漫画の中だけでも」という思いがこもっている、ババア。
下品な描写の中にも、祖母への想いが込められています。
グサ夫

金太郎の同期です。
出勤時に母親にヘルメット着用を勧められる場面があります。
母親がしきりにヘルメットを勧めるのには、悲しい過去があったからです。
それはグサ夫が小学生の時に、父親が工事現場で何かが頭に落ちてきて潰れて死んだという事でした。
グサ夫は、母親が心配性なのを少しうっとおしく思っていたのですが、彼は金太郎が力任せに振り下ろした斧がヘルメット無しの頭に当たって亡くなってしまいました。
美穂ちゃん

美人OLです。
かわいいルックスのため、金太郎に目をつけられてしまい、セクハラにあってしまいます。
作品の見どころ
元ネタのパロディ
『珍入社員 金太郎』は、漫☆画太郎氏によるギャグ漫画で、本宮ひろ志氏の『サラリーマン金太郎』のパロディ作品です。
元ネタの『サラリーマン金太郎』は、元暴走族総長という異色の主人公・矢島金太郎が、持ち前の行動力と度胸でビジネスの世界で活躍する物語です。
この作品では、それがどのようにパロディ化され、作者の世界観と融合されているのかが注目されます。
漫☆画太郎氏独特の過激でシュールな作風と、本宮ひろ志氏風の絵柄が融合し、ギャグの勢いを増しています。
この作品の見どころは、元ネタのパロディとしてのユーモアと、漫☆画太郎氏ならではの独特な世界観の融合です。
彼のテンプレートであるコピー、ババア、バイオレンス、グロ、下ネタ、美少女キャラなどがふんだんに使われていて、原作とは全く違う世界観が展開されています。
主人公の型破りな行動や言動は、元ネタとは異なる面白さを生み出し、痛快な読後感を与えてくれることでしょう。
また、当時の人気漫画のパロディが、同じ雑誌に掲載されたこと自体が驚きであり、伝説となっています。
シュールなギャグ
彼の作品では、常識を超えた展開やブラックユーモアが特徴となっています。
しかし、下品な表現や暴力的なシーンが含まれているため、好き嫌いが分かれる作品でもあります。
『珍入社員 金太郎』でも、漫☆画太郎氏らしい過激な表現やシュールなギャグが、原作の要素とどのように組み合わされているのか、そして、矢島金太郎がどのようなキャラクターとして描かれているのかが、見どころの一つと言えるでしょう。
『珍入社員 金太郎』は、漫☆画太郎氏のユーモアとパロディセンスが光る作品として、ナンセンスなギャグ漫画ファンにおすすめです。
感想・レビュー・口コミ・評価
昨日は同級生3人で漫画☆太郎について熱く語り合いました(笑)
— あまのもりたけ (@amanomoritake) October 22, 2023
自分も知らなかったのですが、サラリーマン金太郎をもじった「珍入社員 金太郎」というのがあり、かなり面白いらしいです😃✨
原作者からNGが出て4話で打ち切りになったそうですが、後日出版はされず短編集にも載ってない幻の作品です😇 pic.twitter.com/inFYhHFVrr
作者は漫☆画太郎氏

プロフィール
漫☆画太郎氏は、日本の漫画家です。
おそらく還暦(1957年生まれ?)を超えた男性なのではないかと噂されていますが、年齢・性別・出身地が不明のようです。
ペンネーム表記は不定で、多数存在しています。
本人はペンネームについて、何も考えずに付けているし、いつ付けたのかも分からないと語っているようです。
漫☆画太郎(☆の中にF、あるいは、☆の中にバカ)の他に、漫$画太郎、漫¥画太郎、漫☠餓太狼(ドクロマーク)、漫🍑画太郎、漫♡画太郎、画太郎、MAN☆GATARO(☆の中にF)、もろぼししんいち、TEN☆GA太郎、漫F画太郎、SLAMP(スランプ)、まん○画太郎、ガタロー☆マン
生い立ち
子どもの頃は、漫画では藤子不二雄作品、小説では星新一作品に影響を受けていたようです。
3度目の大学受験に失敗し、親に仕送りを止められ途方に暮れていた時『週刊少年ジャンプ』のGAGキングの第1回募集が始まったので漫画『人間なんてラララ』を書いて送りました。
スタジオジブリの入社試験に落ちた腹いせにGAGキングに応募したという説もあるので、漫☆画太郎氏の行動は不思議ですね。
その後編集部から「初代キングに決まりました」と電話があり、GAGキングを受賞し、賞金として50万円を獲得しました。
1990年に『週刊少年ジャンプ』(集英社)に掲載された『人間なんてラララ』でデビューします。
経歴
同誌で『珍遊記 -太郎とゆかいな仲間たち-』『まんゆうき 〜ばばあとあわれなげぼくたち〜』を連載し、漫画家として歩み始めます。
彼の作品の根底にはブラックユーモアが渦巻いていて、エログロ、スカトロといった狂気的な世界を描いています。
自ら連載途中で打ち切りへ持っていくような展開が多く、まともに完結を迎えた作品は少ないのが特徴です。
2014年、自身初の個展となる「漫☆個展」をpixiv Zingaro(中野ブロードウェイ内)にて開催しました。
2020年 、日本の昔話を独自に解釈した絵本を「笑本(えほん)」として、ガタロー☆マンというペンネームで出版すると発表します。
2021年、画業30周年突破を記念してババアのグラビアなども収録された初の画集『画業30周年記念 漫☆画臭』を出版しました。
同じ年に、ガタロー☆マン名義で執筆した『笑本 おかしばなし1 ももたろう』で、「第14回MOE絵本屋さん大賞2021」の新人賞第1位を見事受賞しました。
作者の他の作品
珍遊記 -太郎とゆかいな仲間たち-

1990年49号〜1992年13号に『週刊少年ジャンプ』(集英社)で連載されたギャグ漫画です。
中国の「西遊記」がパロディー化された作品で、集英社のジャンプコミックスから1991〜1992年に単行本が出版されました。
2009年に加筆修正の上、新装版が出版されています。
続編の珍遊記2も2009年〜2010年に『ビジネスジャンプ』で連載されていました。
2009年に集英社のヤングジャンプコミックスから単行本が出版されました。
珍遊記は、松山ケンイチ主演で映画化もされています。
珍遊記はこちら
珍遊記2はこちら
まんゆうき 〜ばばあとあわれなげぼくたち〜

1994年に集英社の週刊少年ジャンプで29〜50号に連載されました。
この作品に登場するキャラクターがかわいいと話題になりました。
2009年に新装版が集英社のヤングジャンプコミックスとして出版されています。
画太郎先生ありがとういつもおもしろい漫画を描いてくれて…

2000年に集英社から出版されました。
1990〜2001年に発表された作品集です。
人間なんてラララ・4コママンガ・DRAGON BALL外伝・エスカレーション・太郎にも描けるまんが教室・災いは口のもと…・ババアゾーン・ババアゾーン2・楽しい遠足・新 太郎にも描けるまんが教室・けぶこ・ちびっ子まんが家ケンちゃん・わらってごらん・バカでも覚える英単語
画太郎先生ありがとういつもおもしろい漫画を書いてくれて…はこちら
漫☆画臭

2021年に集英社から出版されました。
漫☆画太郎氏の初画集です。
彼のフルカラー描き下ろしが40ページ以上あり、フルカラー読切漫画も初収録されています。ババアの初グラビアもあり、かなり濃厚な内容です。
漫☆画臭はこちら
作者別名義の作品
漫☆画太郎氏は、別名義のガタロー☆マンとして絵本を手がけています。
どの作品も楽しい絵柄で、漫☆画太郎氏のハイクオリティな作画が生かされているのが見どころです。
笑本 おかしばなし1 ももたろう

2020年に誠文堂新光社から出版されました。
大人も子どもも、笑って楽しめる新しい昔話です。
この作品で「第14回MOE絵本屋さん大賞2021」の新人賞第1位を見事受賞しました。
笑本 おかしばなし1 ももたろうはこちら
笑本 おかしばなし2大きなかぶ〜

2021年に誠文堂新光社から出版されました。
可愛らしい登場人物(動物)のドタバタ劇が楽しめます。
笑本おかしばなし2大きなかぶ〜はこちら
笑本 おかしばなし3てぶ〜くろ

2022年に誠文堂新光社から出版されました。
ウクライナの民話「てぶくろ」がテーマになっています。
パワフルでハイテンションな作品です。
笑本おかしばなし3てぶ〜くろはこちら
おだんごとん

2023年にマガジンハウスから出版されました。
ケンちゃんのはじめてのおつかいが描かれています。
ガタロー☆マンの言葉遊びが炸裂する内容です!
おだんごとんはこちら
うまれてくれてありがとう うんでくれてありがとう

2024年に太田出版から出版されました。
原案はまつもとこういち氏でガタロー☆マンが形にした作品です。
親子で学べる性教育絵本です。