スマイリーはどこで読める？こちらで読めます。

「スマイリーはどこで読める？」

「あらすじや登場人物について詳しく知りたい！」

「見どころや評判は？」

と気になっている方も多いでしょう。

この記事では、そんな方のために、スマイリーを徹底解説！

どこで読めるのか、物語のあらすじ、登場人物の魅力やファンが注目する見どころポイント、レビュー、さらには、作品を生み出した服部未定（はっとり みてい）氏についてもご紹介し、作品の魅力を深掘りしていきます。

スマイリーはどこで読める？ブックライブで読めます。

漫画『スマイリー』は、複数の電子書籍サービスや一部の漫画アプリで取り扱われています。

ただし、2025年7月現在、全巻を完全に無料で読める方法は存在しません。

電子書籍サイト

主要な電子書籍サイトでは、新規会員向けの割引特典を活用することで、通常価格よりも安く『スマイリー』を購入して読むことが可能です。

たとえば、ブックライブやコミックシーモア、ebookjapanなどでは、初回登録時に70％OFFクーポンが提供されており、これを使えば非常にお得に作品を楽しむことができます。

U-NEXTでは、無料トライアルに登録することで獲得できるポイントを使って読むこともできます。

いずれも基本的には都度課金型ですが、無料会員登録だけなら料金はかかりません。

漫画アプリ

また、LINEマンガやピッコマといった漫画アプリでも『スマイリー』の配信があります。

ただし、これらのアプリでは1日1話の無料公開が中心となっており、まとめて読むには時間がかかるのが難点です。

一気読みや全巻読破を目指すなら、電子書籍サービスの方が効率的かつ経済的です。

総じて言えるのは、『スマイリー』を読む方法としては電子書籍ストアや漫画アプリを使うのが主流であり、特にキャンペーンをうまく活用すれば、より手頃な価格で読むことができるという点です。

▼ブックライブ公式サイト
スマイリーはこちらから

作品のあらすじ・ネタバレ・概要

概要

『スマイリー』は、愛する娘を事故で失い、さらに妻にも去られたフリーライター・鴨目友司を中心に展開する、戦慄のサスペンスホラーです。

絶望の底で生きる意味を見失っていた鴨目は、ある日ふと目にした宗教団体「心笑会（しんしょうかい）」のパンフレットに、失踪中の妻・恵と思しき女性の姿を発見します。

彼は真相を探るため「佐藤甲平」と名乗り、危険な潜入を決意します。

あらすじ

物語の舞台となる「心笑会」は、全信者に“笑顔”を常に強いるという異質な教団。

内部に足を踏み入れた鴨目は、表面上は穏やかな笑みを浮かべつつも、異常な規律や秘密めいた儀式に恐怖を感じながら、組織の核心に迫っていきます。

やがて、元刑事の旧友・魚住京平や、教団に疑念を抱く女性信者・鈴村由香らの支援を得ながら、教団の真の姿が次第に明らかになっていきます。

教団誕生の裏にある忌まわしい歴史や、鴨目の家族と教団との意外なつながりも徐々に浮かび上がります。

ネタバレ

物語が進むにつれ、鴨目は教団内の暗殺者と命を懸けた対決を繰り広げ、さらには再会を果たした妻・恵と衝撃の真実に向き合うことに。

恵が教団の幹部となっていたこと、そして教団が進める“継承の儀”の存在が判明し、鴨目と警察、教団の思惑が複雑に絡み合っていきます。

クライマックスである第11巻では、教団のカリスマ「笑光」と恵が企てた「心笑会壊滅計画」が動き出します。

それは、笑光が自身の死をもって信者たちを巻き込むという、破滅的な策略でした。

恵は教団施設に時限爆弾を仕掛け、笑光とともにすべてを終わらせようとします。

鴨目は彼女の真意を察し、警察と連携して救出を試みますが、結果的に爆発により恵は命を落としてしまいます。

爆発によって多数の信者が犠牲となる中、教祖・白石艶華だけが生き延びていたことを知った鴨目は、今度は記者としてではなく復讐者として彼女と対峙します。

最終的に教団は壊滅に至りますが、そこには言葉では言い表せない喪失と虚無が残されます。

それでも、真実を世に届けようとする鴨目の姿に、一縷の希望が描かれています。

物語のラストでは、教団による被害を受けた少年・祐太の成長や、新たなカルト集団の兆しも描かれ、続編の可能性を感じさせながら幕を閉じます。

主な登場人物

『スマイリー』には、物語の鍵を握る個性的で奥深い登場人物たちが登場します。

以下では、物語の展開において特に重要な役割を果たす主要キャラクターを紹介します。

鴨目友司（かもめ ゆうし）

主人公の鴨目友司は32歳のフリーライター。

2年前に愛娘を不慮の事故で亡くし、さらに妻にも去られるという、人生のどん底を経験しています。

かつて勤めていた週刊誌『週刊胡蝶』の編集部を時折訪れるものの、日々の生活は苦しく、希望を見出せないまま過ごしていました。

そんな中、偶然目にした新興宗教「心笑会（しんしょうかい）」のパンフレットに、行方不明の妻・恵の姿を発見したことで、彼の人生は大きく動き出します。

彼は「佐藤甲平」という偽名を使い、教団内部に潜入することを決意。

笑顔を義務づけられる異様な空間に身を置きながら、妻の行方と教団の秘密に迫ります。

彼の原動力となるのは、妻への深い想いと記者としての探究心です。

魚住京平（うおずみ きょうへい）

鴨目の親友であり、現役の警視庁刑事。

かつて鴨目が編集者をしていた時代から情報を交換してきた間柄です。

彼自身も過去に「心笑会」と因縁があり、信者だった母親からの虐待経験が教団への強い憎しみの理由となっています。

鴨目の潜入捜査に呼応するかたちで、外部からの包囲網を着々と築き上げ、教団の壊滅を目指します。

冷静かつ理知的でありながら、友を想う気持ちと、正義感に燃える情熱を併せ持つ人物です。

鈴村由香（すずむら ゆか）

「心笑会」に所属する女性信者で、教団に潜入した鴨目の案内役を務める人物。

もともとは恵のママ友であり、2年前に恵にこの教団を紹介した張本人です。

信仰心を持っていたものの、非信者だった内縁の夫が教団幹部に命を奪われたことをきっかけに、教団に強い疑念と怒りを抱くようになります。

その後、鴨目と共に恵を救い出すべく協力し合い、教団の内部構造や秘密に迫る重要な役割を担います。

作品の見どころ

深い人間ドラマ

漫画「スマイリー」の作品の見どころは、新興宗教というセンセーショナルなテーマを扱いながらも、その背後にある人間の弱さや悲しみ、そして深い人間ドラマを丁寧に描いている点にあります。

主人公・鴨目友司が、最愛の娘を失い、妻にも去られたという絶望的な状況から、失踪した妻を探し出すために危険なカルト教団「心笑会」への潜入を決意する冒頭から、読者は一気に物語の世界に引き込まれます。

彼の内に秘められた、愛する家族を奪われたことへの悲しみ、怒り、そして真実を追い求める強い執念が、読者の感情を強く揺さぶります。

一見するとイマイチやる気がなさそうに見えながらも、その根っこには決して譲ることのできない、人間としての尊厳や家族への愛があることが伝わってくる抑制の効いた表現は、特に大人の読者層に響く大きな魅力となっています。

カルト教団の薄気味悪さ

また、「心笑会」というカルト教団の薄気味悪さや狂気の描写も、本作の突出した作品の見どころの一つです。

笑顔でいることを強制され、独特の”作り笑い”を貼り付けた信者たちの異様な雰囲気、そして徐々に明らかになる教団の異常な儀式や隠された闇が、読者に強烈な不安と圧倒的な嫌悪感を与えます。

作者自身が経験したという「笑顔に対する違和感」が作品に反映されており、「ポジティブなものでも、押しつけられたとたんに気持ち悪いものになる」というテーマが、教団の描写を通して鮮烈に描かれています。

現代社会でも起こりうる問題を想起させるようなリアリティとテーマ性は、単なるフィクションに留まらない、社会派サスペンスとしての側面を作品に与えています。

練り込まれた登場人物たちの描写

前述の通り、作品の見どころは、練り込まれた登場人物たちの描写にもあります。

主人公・鴨目と、彼の旧友であり外部から捜査を進めるエリート刑事・魚住との協力関係、そして教団内部にいる不信感を抱く女性信者・鈴村由香など、主要キャラクターたちの複雑な背景や思惑が絡み合い、物語に深みを与えています。

特に、漫画でありながらセリフでの説明を最小限に抑え、登場人物の「表情」で語らせるという作者独特の演出は圧巻です。

作者自身が最もこだわっているという、キャラクターたちの豊かで複雑な表情の描写は、言葉以上に彼らの感情や心理状態、そして物語の緊迫感や機微を読者にダイレクトに伝えてくれます。

シリアスで目を覆いたくなるような展開が多い中でも、主人公たちの間に芽生える友情や、困難な状況下での彼らの絆が描かれている部分は、物語の清涼剤となり、読後感に深みを与えています。

先の読めない展開

予測不能な先の読めない展開が続き、読者をページをめくる手を止めさせないサスペンスとしての面白さも、「スマイリー」の作品の見どころとして特筆すべき点です。

最終巻まで読むことで、衝撃的な真実と、すべての終わりに残されたものを前に、読者自身も様々な感情を抱き、深く考えさせられる作品と言えるでしょう。

感想・レビュー・口コミ・評価

多くの読者から高評価

漫画「スマイリー」を読んだ多くの読者からは、その衝撃的なテーマと引き込まれるストーリー展開に対して高い評価が寄せられています。

特に、新興宗教というデリケートな題材を扱っている点や、主人公が家族を奪われた怒りと悲しみを胸に教団に潜入する設定が、読者の関心を強く惹きつけ、「怖いけれど気になりすぎて読み進めてしまう」という感想が多く見られます。

物語のリアリティ

読者の口コミやレビューでは、物語のリアリティについても言及されています。

カルト宗教が人々の心の隙間に入り込む様子や、信者が洗脳されていく過程、そしてそこから抜け出そうとする困難さが、フィクションでありながらも現実味を帯びて描かれていると感じる読者が多いようです。

「タイムリーな話題に感じた」「フィクションだけど、あながちリアルだと思います」といった声は、社会問題を扱った作品としての側面に対する評価を示しています。

登場人物たちの心理描写

また、登場人物たちの心理描写や、緊迫感のある絵作りに対しても好意的な感想が聞かれます。

主人公の鴨目が抱える悲壮感や、友人である魚住刑事の活躍、そして作品全体に漂う薄気味悪い雰囲気が、読者を引きつける要因となっています。

「なんとなく面白そうだと思い、読み始めたが完全にはまりました」「展開がなかなか読めず、この先が気になってしまう」といったレビューは、物語のサスペンスとしての完成度の高さを示唆しています。

読者の心に残るポイントあり

最終巻に関しても、ハッピーエンドではないものの、読後にはかすかな希望が見える結末や、主要キャラクターたちの友情や絆が描かれている点などが、読者の心に残るポイントとして挙げられています。

全体的に、「エグい描写が多いけど、最後まで読みきって良かったと思える作品」という肯定的な評価が多く見られます。

作者は服部未定（はっとり みてい）氏

漫画「スマイリー」の作者は、日本の漫画家である服部未定（はっとり みてい）氏です。

本作は、2021年に日本文芸社「週刊漫画ゴラク」にて連載が開始された、服部氏の初連載作品にあたります。

この作品を描くきっかけ

服部氏が「スマイリー」を描くきっかけの一つには、宗教2世の女性との出会いがあったといいます。

彼女との交流を通して宗教というものを意識し始めたこと、そして幼い頃に経験した親や兄との関係性の中で感じた「他人の顔色をうかがうこと」や「笑顔に対する違和感」が、作品の根底にあるとのことです。

最も描きたかったのは人間ドラマ

前述の通り、「スマイリー」は新興宗教をモチーフにしていますが、作者である服部氏が最も描きたかったのは人間ドラマであり、読者の中には「家族の物語」や「親子のお話」と捉える人も多いようです。

キャラクターの表情描写には特にこだわりを持っており、セリフを削ぎ落とし、登場人物の表情で語らせるスタイルは、ドラマ「半沢直樹」や「下町ロケット」のような、表情のアップを多用する演出からも影響を受けていると語っています。

現実社会の事件との関連は？

「スマイリー」の連載中に起きた現実社会の事件との関連についても質問されていますが、作者としては、事件をなぞることにならないよう、あえて意識しないように距離を取っていたとのことです。

作品に登場する「心笑会」の信者たちに関しても、最悪な存在としてだけではなく、血縁以上の特別な繋がりの中で幸せを感じている側面もあることを描こうと心がけていたと述べています。

このように、服部氏自身の経験や視点が、作品のテーマやキャラクター描写に深く反映されています。

服部未定氏のSNSアカウント（X：@mitei_hattori）でも情報発信をされています。

スマイリーはどこで読める？のまとめ