求道の拳はどこで読める？こちらで読めます。

「求道の拳はどこで読める？」

「あらすじや登場人物について詳しく知りたい！」

「見どころや評判は？」

と気になっている方も多いでしょう。

この記事では、そんな方のために、求道の拳を徹底解説！

どこで読めるのか、物語のあらすじ、登場人物の魅力やファンが注目する見どころポイント、レビュー、さらには、作品を生み出したサンドロビッチ・ヤバ子氏についてもご紹介し、作品の魅力を深掘りしていきます。

求道の拳はどこで読める？月刊コミックニートで読めます。

サンドロビッチ・ヤバ子氏のWeb漫画『求道の拳』を読みたい方は、2ちゃんねる（現5ちゃんねる）から生まれたユーザー投稿型の漫画サイト、新都社の月刊コミックニートで読めます。

ここではユーザー登録が一切不要で、作品を全話無料で読破できます。

不定期更新ではありますが、最新の更新は2022年2月15日に確認されており、レトロな雰囲気のサイトデザインながらPC・スマホどちらでも快適に読めます。

また、感想を投稿できる非常用の掲示板も設置されています。

このような正規の場所で、『求道の拳』の世界を無料で楽しむことができます。

ただし、非公式サイトや違法なアプリでの閲覧は、著作権の問題や作者さんの想いを大切にするためにも絶対に避けるようにしてください。

ぜひ、正規の方法で心ゆくまで作品を堪能しましょう。

▼月刊コミックニート公式サイト
求道の拳はこちらから

作品のあらすじ・ネタバレ・概要

『求道の拳』は、サンドロビッチ・ヤバ子氏が手がけたWeb発の格闘漫画であり、彼のキャリアを語る上で外せない初期代表作です。

本記事では、その概要やストーリーの一端、少しだけ物語の核心に触れながら、この作品の魅力をひも解いていきます。

概要

本作は、ヤバ子氏が個人サイトおよびWeb漫画投稿サイト「新都社」で公開していたもので、読者からの好評を受けて注目され、やがて商業漫画家としての道を切り開くきっかけとなりました。

当初、作者は遺跡発掘のアルバイトをしながら漁師になることも視野に入れていたそうで、この作品が人生を大きく動かした転換点だったとも言えるでしょう。

『求道の拳』は、『ケンガンアシュラ』『ケンガンオメガ』『ダンベル何キロ持てる？』『一勝千金』といったヤバ子作品群と世界観を共有しています。

時系列的には、それらの物語より数年から十年近く前の出来事を描いた「前史」にあたるため、既存ファンにとっては設定や登場人物、格闘理論などに懐かしさと驚きの両方を感じられる構成です。

あらすじ・ネタバレ

物語は、主人公である池内面太郎が、自らの力を証明し、因縁深い相手との決着をつけるために、オープントーナメントへと挑戦する姿を軸に展開されます。

この大会には計32名ものファイターたちが参戦し、それぞれに独自の戦闘スタイルや背景を持ちながら、熾烈な闘いを繰り広げます。

格闘漫画ファンにとっては、「グラップラー刃牙」のトーナメント編を思わせる熱量と緊迫感が詰まっています。

画風に関しては、デビュー作らしく粗削りな点もありますが、それがむしろ肉弾戦の生々しさや熱を直に伝える個性となっており、独特の迫力を演出しています。

また、ストーリーの構成力にも優れ、読み進めるうちに自然と引き込まれてしまう力強さがあります。

“強さとは何か”という問いに真正面から挑む『求道の拳』は、作者・ヤバ子氏が格闘を物語として描くうえでの出発点とも言える存在。

熱く激しい戦いの中に人間味が詰まった、まさに原点にして頂点のような一作です。

主な登場人物

『求道の拳』の大きな見どころの一つが、濃密な人間性を備えた個性派ぞろいの登場キャラクターたちです。

彼らはそれぞれが異なる過去や価値観、そして“強さ”を追い求める姿勢を持っており、単なるバトル漫画にとどまらない人間模様を描き出しています。

以下では、作品の中心にいる主人公や、特に印象に残る主要キャラクターたちを、その魅力と共に詳しく掘り下げていきます。

池内面太郎（いけうち めんたろう）

本作の中心人物であり、通称「求道の拳」と呼ばれる存在。

元・新刀流空手二段で、当時27歳（物語序盤時点）、身長182cm・体重85kg（物語後半では110kgを超えていると推定）。

太山倍起の内弟子として修行を積みましたが、空手一筋の道に限界を感じ、道場を離れます。

打撃の“当て感”に課題を持ちながらも、それを補う「全局面打撃」という独自スタイルを編み出し、己の力と信念を証明するためにオープントーナメントへと挑戦します。

その結果、準優勝を果たし、実力者として認められる存在に。

彼のひたむきに“強さ”を追う姿勢こそが、本作の核でもあります。

また、ケンガンシリーズに登場する小津俊夫（皇桜学園の准教授）とは過去に深い交流があったことも描かれています。

暮石光世（くれいし みつよ）

池内の親友であり、総合格闘家としても高名な存在。

「怪人」という異名を持つ26歳で、身長175cm・体重69kg。

生まれつきすべてが「骨の構造体」として見える特殊な感覚を持ち、それが彼の卓越した関節技「触・即・壊」の礎となっています。

プロ団体「Cage Fight」では5階級を制覇する偉業を成し遂げ、六真会館の大会でも本戦3回戦まで勝ち進みました。

温厚な見た目とは裏腹に、内面に秘める狂気が読者を魅了します。

また、サンドロビッチ作品の中で唯一、5作品すべてにセリフ付きで登場するキャラとしても特筆され、現在は「クレイシ道場」および「暮石整骨院」を経営する努力家としても描かれます。

太山倍起（ふとやま ばいたつ）

主人公・池内の師匠であり、新刀流空手の創設者。

「空手の神」や「牛殺し」など数多の異名を持つ伝説的格闘家です。

異常なまでに厳しい修業を課すことで知られ、各地の猛者との実戦を通じて名声を築きました。

派手な服装やオネエ口調など、一見すると奇抜ですが、内には本物の武道家としての風格を宿しています。

六真会館の青賢二との間には過去の遺恨があり、かつての戦いでは睾丸を一つ潰されたという壮絶なエピソードも。

『ケンガンアシュラ』では回想という形で登場し、池内に「バレエダンサーとは戦うな」と意味深な助言を与える場面も見どころです。

伊藤十刀斎（いとう じゅっとうさい）

兵法三大源流の一派「春風亭一刀流」の免許皆伝を持つ達人で、異名は「天翔ける小太り」。

37歳、身長164cm・体重65kgと小柄ながら、卓越した剣術センスを誇ります。

ネット掲示板では「剣術豚野郎」と名乗るオタク気質の持ち主で、二次ロリ属性を隠さない一風変わった人物ですが、戦闘時にはその姿からは想像できない実力を発揮します。

池内や暮石とはネットオフ会で親しくなり、池内にとっては戦術や生活面でサポートしてくれる重要な協力者でもあります。

第二部では容赦ない戦法を駆使し、傘の柄を相手の眼孔に引っ掛けるといった非情な一面も描かれます。

有久聖（あれく せい）

物語の第二部から登場するキャラで、暮石と交流のあるキックボクシング選手。

元不良という過去を持ち、掲示板でのスパーオフ会で暮石と意気投合しました。

交通事故で右膝を大きく損傷しながらも、それを乗り越えてI・K・A（国際キックボクシング協会）ヘビー級の王者にまで上り詰めたタフな人物です。

彼のスタイルは堅実かつ安定型で目立ちませんが、その実力は本物で、変形した膝を逆に武器として使う戦術が特徴的です。

ホセ神崎（ほせ かんざき）

同じく第二部で登場。

暮石の友人でもあるラテン系プロレスラーで、「四次元ラティーノ」という異名を持つ破格のアスリート。

178cm・115kgという体格ながら、ムーンサルトや蹴り技を難なくこなす驚異的な運動神経を誇ります。

覆面レスラー「エル・ニンジャ」としてリアルジャパンプロレスに在籍していた一方、裏の格闘組織「煉獄」ではA級闘士として活動するという、二面性を持ったキャラクター。

後に『ケンガンオメガ』にも登場し、超日本プロレスの所属選手として再登場しています。

このほか、第二部で池内に弟子入りする喧嘩狂・鬼塚悠介、裏社会で変化していく平田辰爾、「パリの死神」と称される危険な武術家ニコラ・レ・バンナなど、脇を固めるキャラクター陣も粒ぞろいです。

彼ら一人ひとりが独自の背景と闘志を持ち、作品世界に深みと熱量を加えています。

作品の見どころ

『求道の拳』には、読む者を引き込む数々の魅力が詰まっています。

単体の格闘漫画としても非常に完成度が高い作品ですが、特定の視点を持って読むことで、より奥深い楽しみ方が可能になります。

他作品と世界観を共有している

本作における最大の注目ポイントは、サンドロビッチ・ヤバ子氏の他作品──『ケンガンアシュラ』や『ケンガンオメガ』、『ダンベル何キロ持てる？』、さらに『一勝千金』といったタイトルと世界観を共有しているという点にあります。

物語の時間軸としては、『ケンガンアシュラ』の約6年前、『ケンガンオメガ』の7〜8年前を描いた“過去編”に位置づけられ、本作を通して各作品との繋がりが垣間見える構造になっています。

特にケンガンシリーズに親しんできた読者であれば、暮石光世をはじめとするおなじみのキャラクターや団体、そして格闘技術のルーツに気づける場面が多く、世界観の厚みや組織の成り立ちを追体験できるのが大きな魅力です。

過去を知ることで現在の物語への理解が深まり、既読作品の再読にも新たな発見が加わるでしょう。

物語の中核を成すトーナメント方式

物語の中核を成すトーナメント方式も、見逃せないポイントの一つです。

32名の参加格闘家たちは、それぞれが異なる背景や戦う理由を持ち、単なるバトルではなく、信念や価値観がぶつかり合う濃厚な戦いが展開されます。

それぞれの試合にしっかりとドラマがあり、読者は「勝敗」以上のものを感じ取ることができます。

格闘描写においては、荒削りながらもリアルで力強く、サンドロビッチ・ヤバ子氏自身の格闘経験が活かされた迫真の表現が際立っています。

作者の出発点としての熱量

加えて、本作には作者の出発点としての熱量が色濃く刻まれています。

商業連載に至る前の時期に描かれたため、初期の絵柄や構成には粗さも見られますが、それがかえって作品全体に生々しいエネルギーと独自の勢いを与えています。

そして、「強さとは何か」という根源的な問いに向き合う“求道者”としてのテーマは、後のヤバ子作品群に通じる本質でもあり、まさにこの作品からすべてが始まったのだと実感できる構成です。

感想・レビュー・口コミ・評価

『求道の拳』を読んだ読者たちは、作品についてどのような印象や評価を持っているのでしょうか。

ネット上のレビューやコメント欄をのぞくと、熱心なファンによる高評価の声が数多く寄せられていることがわかります。

ストーリーへの賞賛の声

中でも特に多く見られるのは、「物語のテンポが絶妙で面白い」「気づけば一気読みしていた」といったストーリーへの称賛の声です。

作画については、「初見では少し戸惑った」「絵柄にクセがある」と感じた読者も一定数いますが、それ以上に「読み進めるうちにクセになる」「描線の勢いが格闘の迫力を引き立てている」といったポジティブな感想が目立ちます。

サンドロビッチ・ヤバ子氏が語る「読者の想像力に委ねる」スタイルが、むしろ読者の没入感を高めているという評価も多く見受けられます。

ケンガンシリーズの読者からの感想も

また、『ケンガンアシュラ』『ケンガンオメガ』などのサンドロビッチ作品をきっかけに本作を読み始めた層からは、「ケンガンから飛んできたけど、こっちも最高だった」「作品同士の繋がりに気づいて夢中になった」といったレビューが多く投稿されています。

なかでも、暮石光世といったキャラの若き日が描かれている点に注目し、「まさか彼の原点が見られるとは！」と感激する声が目立ちます。

熱量の高いコメントが多数

さらに、新都社での掲載ページには、「何度読み返しても飽きない」「続きを待つ時間すら楽しい」「更新があるだけで嬉しい」といった熱量の高いコメントが多数寄せられています。

特定のキャラクター──たとえば暮石、ホセ、成島丈二など──に対するファンの愛情が垣間見える投稿も多く、読者がキャラに深く感情移入していることが伺えます。

不定期な更新ながらも、長期にわたって熱心なファン層に支えられており、それが本作の根強い人気の証と言えるでしょう。

作者はサンドロビッチ・ヤバ子氏

『求道の拳』の作者であり、現在の漫画業界を代表するヒットメーカーの一人が、原作者・サンドロビッチ・ヤバ子氏です。

鳥取県出身で、かつては遺跡発掘のアルバイトに従事していたという異色の経歴を持つ人物でもあります。

漫画家になったきっかけ

そんなヤバ子氏が漫画の世界へ飛び込むきっかけとなったのが、本作『求道の拳』でした。

当初は個人運営のWebサイトにて連載していたこの作品が、ある編集者の目にとまりスカウトされることで、漫画原作者としてのキャリアが始動しました。

実は当時、漁師への転職まで考えていたとのことで、この出会いが人生を大きく方向転換させた出来事だったのです。

デビュー後の活躍

2012年、『求道の拳』の評価を受けて、小学館のWeb漫画サイト『裏サンデー』にて、作画：だろめおん氏による『ケンガンアシュラ』で商業デビュー。

その後も『ケンガンオメガ』や『ダンベル何キロ持てる？』（作画：MAAM）、2023年からは『一勝千金』（同じくMAAM作画）と、立て続けに人気作を世に送り出し、今やトップクラスの原作者としてその地位を確立しています。

作品の特徴

彼の作品の特徴として外せないのが、格闘技に対する豊富な知識と経験です。

フルコンタクト空手、ブラジリアン柔術、総合格闘技などを自身で実践していたこともあり、その体験がリアルで力強い格闘描写へと昇華されています。

『求道の拳』においても、登場人物の動きや技の描写にはそうしたリアリティが随所に活かされています。

また、格闘技だけでなく、将棋や歴史、サブカルチャーなど多様な分野への興味も創作に取り入れ、知識とユーモアを絶妙に織り交ぜた作風が魅力の一つとなっています。

現実の体験や観察をベースにした人間ドラマの描写にも定評があり、多くの読者の共感を呼んでいます。

『求道の拳』は、そんなサンドロビッチ・ヤバ子氏が“求道者”としての第一歩を踏み出した記念碑的な作品です。

後の人気シリーズにも繋がるエッセンスが詰まっており、彼の創作人生の原点とも言える重要な一作と位置づけられています。

求道の拳はどこで読める？のまとめ