「愛しのリビングデッドはどこで読める?」
「あらすじや登場人物について詳しく知りたい!」
「見どころや評判は?」
と気になっている方も多いでしょう。
この記事では、そんな方のために、愛しのリビングデッドを徹底解説!
どこで読めるのか、物語のあらすじ、登場人物の魅力やファンが注目する見どころポイント、レビュー、さらには、作品を生み出したあいだいろ氏についてもご紹介し、作品の魅力を深掘りしていきます。
- 愛しのリビングデッドはebookjapanで読める
- あらすじや主要な登場人物に関する詳細
- 作品の見どころや他の読者の感想レビュー
愛しのリビングデッドはどこで読める?ebookjapanで読めます。

結論からいうと、愛しのリビングデッドは、ebookjapanで読むことができます。
「愛しのリビングデッド 」は短編の読み切りマンガのため、単独での単行本ではなく、単行本「地縛少年花子くん 0巻」に他の作品とともに収録されています。
この「地縛少年花子くん 0巻」は、「愛しのリビングデッド」の他にも、月刊Gファンタジーで短期連載された「地縛少年花子くん」の初期3話(トイレの花子さん、少年陰陽師、きつねの窓)が同時に収録されていて、一度に2作品の魅力を味わえるという貴重な本となっています。
「地縛少年花子くん 0巻」は単行本の購入、もしくは、ebookjapanなど各電子書籍サービスで本を購入することで読むことができますが、残念ながら、現時点では、「愛しのリビングデッド 」を試し読みをしたり、無料で読むことはできません。
ebookjapanでは、多くの作品で試し読みが無料となっていて、もちろん「地縛少年花子くん 0巻」も無料で試し読みできます。
しかし、試し読みができるのは最初の数ページとなっているため、「地縛少年花子くん 0巻」の4話目に収録されている「愛しのリビングデッド 」は、無料で読める範囲外となっているためです。
ebookjapanで「地縛少年花子くん 0巻」を購入しようと考えている人は、クーポンや各種キャンペーンを利用することでよりお得に購入することができますので、サイトで確認してみてくださいね。
▼ebookjapan公式サイト
愛しのリビングデッド(地縛少年花子くん 0巻)はこちらから
ebookjapanとは
ebookjapanはLINEヤフー株式会社と株式会社イーブックイニシアティブジャパンが共同で運営しており、2000年にサービスを開始した日本の大手電子書籍サービスのひとつです。
漫画やライトノベル、文芸書など多様なジャンルの書籍が揃っていますがが、特に漫画に特化していて、人気作品からマイナー作品まで国内外のマンガを幅広く取り扱っています。
多くの作品が無料で試し読みできたり、新規登録ユーザー向けに初回購入が70%オフとなるキャンペーンが定期的に開催されていたり、金曜日から日曜日にかけての「コミックウィークエンド」でほぼ全ての作品購入時にポイント還元が適用されるキャンペーンなど、お得にマンガを楽しむことができるサイトとなっています。
作品のあらすじ・ネタバレ・概要

「愛しのリビングデッド」は、あいだいろ先生の幻のデビュー作と言われています。
当時、3ヵ月連続で勝ち抜くと月刊Gファンタジーで読み切り掲載権が得られる「ほぼ8マンガバトル~ほぼ8Pのマンガのおもしろさをだいたい3~4人で競い合うゆとりマンガ賞」という企画がありました。
あいだいろ先生はその企画に「不良とメガネと恋と戦争」という作品で参加し、他の漫画家と競い合った結果、3ヵ月連続で勝ち抜き、月刊Gファンタジーに読み切り作品を掲載する権利を獲得しました。
その時の作品が、本記事で紹介している「愛しのリビングデッド」で、2013年10月18日(金)発売の月刊Gファンタジー11月号に掲載されました。
「愛しのリビングデッド」は、リビングデッドと呼ばれる不気味な存在が蔓延る世界を舞台に、勇敢で心優しい少女・リリアと、冷静沈着で頼りになるパートナー・カルトという二人のネクロマンサーが織り成すファンタジーアクションです。
女主人公のリリアはネクロマンサーとして死者を操る能力を持ち、その力を使ってリビングデッドと戦っていましたが、次第にその力が衰えてゆき、自己の存在意義を見失いつつある少女です。
男主人公のカルトは強いネクロマンサーの力を持っていますが、家族との関係が複雑で、孤独感や責任感に苦しんでいる少年です。
そんな二人は、とあるリビングデッドとの戦いの中で出会い、ともに旅をすることになります。
リリアはカルトの過去や内面に触れ、彼の抱える苦悩を理解するようになり、リリア自身もまた、自身の能力や存在意義、使命感に目覚めます。
そしてカルトも、リリアの力が弱まる中、彼女を守り、支えるために自らの力を高めようと努力します。
リリアとカルトの関係は単なる仲間以上のものとなり、互いに支え合う絆が芽生えました。
リビングデッドとの戦いは激しさを増す中、二人は自分たちの過去と向き合いながら成長し、ついに、リビングデッドの真実を解き明かし、最終的な戦いに臨むこととなります。
物語のクライマックスにおいて、リリアとカルトの関係は新たな局面を迎えます。
孤独感からリリアとの関係に執着しているカルトは、最後の戦いの中、リリアの力が失われることを恐れ、力を取り戻すため、そして二人が永遠に一緒にいるための手段としてある過激な行動に出ます。
それは、リリアをを殺し、リビングデッドとして蘇らせることでした。
リリアはカルトに殺されてしまったのですが、契約する時にリリアの記憶を改変したため、リリアは「自分が油断したためリビングデッドに殺されてしまった」と信じ、カルトが彼女を救ったと誤解することとなります。
リビングデッドとしてのリリアは、かつての自分とは異なる存在として成長し、二人は新たな未来に向かって歩み出すのでした。
主な登場人物
リリア

リリアは本作の女性主人公です。
強さと優しさを兼ね備え、世界を守るための組織「教会」に所属するネクロマンサーです。
死者を操る力を持ち、リビングデッドを制御したり、彼らを倒すための魔法を駆使してリビングデッドから人々を守る戦いをしています。
自分の力が消え始めていることに悩みますが、屈することなく、力を取り戻すために努力し前向きに戦い続ける強い心を持っています。
戦いにおいては、攻撃魔法や防御魔法、そしてサポート魔法など様々な魔法を駆使して戦います。
また、敵の動きを観察し特性や弱点の見極め、最適なタイミングで攻撃を仕掛けるための戦略を立てることに長けています。
カルト

カルトは本作の男性主人公です。
リリアの相棒的な存在で、リリアと共にリビングデッドと戦い、彼女を支える役割を持っています。
冷静でありながらも、感情的な一面を持つ複雑な人物です。
戦いにおいては、近接戦闘や遠距離攻撃のための武器を使用して戦います。
リリアとの連携でより強力な攻撃を行うことができます。
作品の見どころ
「愛しのリビングデッド」は、「地縛少年花子くん」のファンにとって興味深い作品です。
ヤンデレ要素が多く、生と死、光と影、希望と絶望といった二律背反のテーマが物語全体に散りばめられた感情を揺さぶるストーリー、困難な状況に陥った主人公たちがどのような運命を選択し行動するのか、そして衝撃的なラストの展開など読者の心を掴むところが作品の見どころとなっています。
一見すると現実世界と似ていますが、その中には「リビングデッド」という不死者が存在し、物語に不気味さと緊張感を与え、死後の世界や生命について考えさせられる物語となっています。
リビングデッドが生者たちを脅かしている世界で主人公の二人が様々な出来事や複雑な感情に向き合いながら、脅威と対峙する姿は、単なるアクションではなく、陰鬱な雰囲気の中に希望や愛が感じられる深みのある物語となっています。
そして、キャラクターや背景などの絵が美しいため、単なる不気味なホラーマンガとは異なり、ダークでミステリアスな雰囲気の中で展開されるストーリーに引き込まれること間違いなしです。
そして、この物語の結末がよくあるハッピーエンドではなく、メリバであるところも魅力となっています。
愛する人を殺してでも永遠に一緒にいたいというカルトの気持ちや行動をどう受け止めるか、この結末はハッピーエンドなのかバッドエンドなのかなど読者同士の議論も活発に行われています。
メリバとは?
メリーバッドエンドを略した言葉で、映画・アニメ・小説などに用いられているネットスラングです。
愉快なことを指す英語「merry(メリー)」と、不幸な結末を指す和製英語「バッドエンド」を掛け合わせた言葉を語源としています。
メリバとは受け手の解釈によって物語の結末が判断されるため、物語の登場人物にとっては幸せな結末であっても、受け手の解釈によっては悲しかったり、後味が悪かったり悲劇的に映るような結末のことを指します。
「愛しのリビングデッド」でも、リリアの結末は、二人にとっては幸せな選択である一方、悲劇的だと感じる読者もいることでしょう。
ぜひ本作を実際に読んでみて自分がどのように感じるか試してみてくださいね。
感想・レビュー・口コミ・評価
昔の作品かつ読み切り作品にも関わらず、クチコミ数は比較的多いです。
その中でも「なんとも言えないラストがとても好みだった」「ハッピーエンドではなく、メリーバッドエンドなところが良かった」などラストの展開についての感想が多く投稿されています。
★★★★★ 短期連載のほう、ちょっぴり切なくて本誌でふたりが関われてるのがうれしくなった。問題は読み切りの方。ほんとに私のドタイプだった。愛しのリビングデッドというタイトルからもう好きだったけど、見事なまでのメリバで、ヤンデレが好きな方は花子くんを読んだことがなくとも、この読み切りだけでも是非読んでほしい。あいだいろ先生の、可愛らしくてどこか恐ろしいこの独特な画風が見事に生かされていた。最高です、、
読者メーターより引用
作者はあいだいろ氏

「愛しのリビングデッド」の作者はあいだいろ氏で、イラスト担当のあいだ氏とストーリー担当のいろ氏の2人組で構成された日本の漫画家デュオです。
代表作は「地縛少年花子くん」です。
月刊Gファンタジーの「ほぼ8マンガバトル~ほぼ8Pのマンガのおもしろさをだいたい3~4人で競い合うゆとりマンガ賞」という企画でマンガ家として活動を始めました。
「愛しのリビングデッド」の掲載後、短期集中連載として「地縛少年花子くん」が掲載され、数ヶ月後には本格連載として同タイトルの連載がスタートしました。
そんな二人の出会いは大学時代です。
「ゲームを作るから絵を描いて欲しい」といろ氏からあいだ氏に声をかけたことがきっかけで、二人の関係が始まりました。
そう、最初の活動はマンガではなく、「なりそこないスノーホワイト」というゲームだったのです!
出会いについての詳しい話は「地縛少年花子くん放課後ラジオ」#4 「なぜだか忘れられないクラスメイトのお話」というお題で語られています。
このラジオは作者がパーソナリティを務めているのではなく、リスナーからのメッセージとして本人からお便りが届いたというものでした。
ペンネームが紹介された時点でちょっと盛り上がりましたが、作者本人であることが分かると混乱する様子や、実際の出会いを知って感動する様子が流れていました。
なりそこないスノーホワイトとは

「なりそこないスノーホワイト」は、白雪姫をベースとしたストーリーで、我侭なお姫様と従者達が織りなす、ビジュアルサウンドノベルゲームです。
むかしむかし、エンゲルランドと言う国に、
少々我侭でナルシストな、けれどそれはそれは美しいお姫様がおりました。「ねえエステリオ、この国で一番美しいのは誰かしら!」
「それは姫、貴女様でございます」国一番の美貌で皆にちやほやされていたお姫様でしたが、
ある日父親である王様の再婚で継母と一緒にやって来たノクシア姫は、
お姫様よりずっと綺麗で、性格まで良くって——「ね、ねぇエステリオ、この国で一番美しいのは誰かしらっ……」
「それは——」これは、ちょっとわがままなお姫様と、まるで鏡のように正直な彼女の召使いのおはなしです。
制作サイトより引用
ストーリーはエンゲルランドの第一皇女・ビアンカネージュ(通称:ネージュ)の視点で進行していき、途中の選択肢によって展開が変わったりエンディングが変化します。
エンディングの数は全部で7つで、1周1~2時間で進められるほどの短いストーリーとなっています。
また、攻略のヒントとなる「ヒントコーナー」がゲーム内に用意されているため、全てのエンディングを見つけることも可能です。
あいだ氏の絵本のような暖かみのあるイラスト、オルゴール調のBGMで可愛らしい印象を受けますが、ルートによっては、シリアスだったり切なかったりとビジュアルからの印象を覆すようなストーリー展開は、愛しのリビングデッドに重なる部分があります。
実は、地縛少年花子くん72話に「なりそこないスノーホワイト」のネージュ様とエステリオに似たキャラクターがお人形さんとして登場しているので、ぜひ探してみてくださいね。
愛しのリビングデッドはどこで読める?まとめ
- 愛しのリビングデッドはebookjapanで読めます。
- 短編読み切り作品で2013年10月18日(金)発売の月刊Gファンタジー11月号に掲載されました。
- 単行本「地縛少年花子くん 0巻」に収録されています。
- 愛しのリビングデッドは無料で読むことができません。
- リリアとカルトの二人が主人公で、教会に属するネクロマンサーとして日々リビングデッドと戦っています。
- リリアの能力はだんだんと衰えていき、カルトはそんなリリアを支える努力をしています。
- リリアに執着するカルトは永遠に一緒にいるためにリリアを殺しリビングデッドとして蘇らせることにしました。
- リリアは蘇る時に記憶を変えられたため、自分の油断が原因で殺されてしまったと誤解している。
- 作者は「あいだいろ」先生です。
- イラスト担当の「あいだ」氏、ストーリー担当の「いろ」氏の二人で「あいだいろ」として活動しています。
- 二人の出会いはラジオで語られています。
- 「あいだいろ」の最初の活動はマンガではなく、「なりそこないスノーホワイト」というノベルゲームです。
- 「なりそこないスノーホワイト」のキャラクターが「地縛少年花子くん」に人形として登場しています。